友釣りは江戸時代に発祥したと言われている日本古来の伝統釣法。
人々が仕事そっちのけで熱中することから、幕府が「鮎釣り禁止令」を出したという逸話があるほど魅力的な釣り。
良質なコケのついた石を縄張りにもち、侵入してきた鮎やその他の魚を追い払う習性を利用した釣りで、エサは使用せずに生きた鮎「オトリ」を使った釣法。
そんな友釣りの鮎は傷も少なく、生かして持ち帰れることができるので鮮度もよく、
網漁のように魚体に絡み締め付けることがないため、鮎の身が水を吸ったりすることがなく香りの元となる「ヌメリ」もしっかり残っています。
そのため友釣りで釣られた鮎は香りも良く、最高級品として扱われます。
美しい清流に住む美しい川魚、鮎。
夏には絶対食べたい逸品です。